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[米国] CA州公益事業委員会、ディアブロキャニオン発電所の運転延長を承認

2024年1月5日

カリフォルニア(CA)州公益事業委員会(CPUC)は2023年12月14日、ディアブロキャニオン原子力発電所(PWR、117万kW×2基)について、2025年に閉鎖するという以前の決定を覆し、2030年まで運転延長することを承認した。
3人の委員が賛成票を投じ、1人が棄権し、もう1人は欠席した。
同計画の費用はまだ確定していないが、60億ドルを超えると見られる。
CA州エネルギー委員会は、同延長を再生可能エネルギー移行に向けたCA州送電網の信頼性強化の過渡的戦略と位置付けている。
同発電所を運営するパシフィック・ガス・アンド・エレクトリック社は、CPUCの決定について、「電力の信頼性確保という州の要請に応える機会をいただき、感謝している」と述べた。
一方、反対派は地震の影響を受けやすい同発電所に重大なリスクがあると主張しており、環境団体「地球の友」は運転延長阻止の訴訟を起こしていたが、同州の裁判所は同年8月、これを却下している。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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