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[米国] NRC、商業発電用として初めてウラン濃縮度8%の原子燃料の製造を承認

2024年2月29日

GE Vernova社は2024年2月14日、同社の原子燃料事業を行っているGlobal Nuclear Fuel(GNF)社の原子燃料の製造、出荷および分析を行うためのライセンスについて、ウラン235の濃縮度を8%まで上げることを原子力規制委員会(NRC)が認可したと発表した。
今回の認可により、GNFがノースカロライナ州で操業しているウィルミントン工場は、濃縮度8%までの操業認可を受けた米国初の商業施設となる。
2024年2月時点で、原子力発電所で使用されている燃料は濃縮度が5%未満であり「LEU」と分類されるのに対し、濃縮度5~10%のものは「LEU+」と分類される。
同社は、濃縮度の高い燃料の使用により既存の沸騰水型原子炉の出力向上や、先進型炉(AR)や小型モジュール炉(SMR)を含む次世代の原子炉技術における原子燃料サイクルの経済性を向上させることが期待できると説明している。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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