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[EU] 原子力アライアンス、原子力への支援をECに求める共同声明を発表

2024年3月29日

原子力推進派のEU加盟14カ国で構成される「欧州原子力アライアンス」は2024年3月4日、ブリュッセルで会合を開催し、脱炭素化に向けた技術中立性に基づいて、原子力分野への支援を欧州委員会(EC)に求める共同声明を発表した。
同声明は、原子力と再生可能エネルギーの扱いに大きな差があると指摘し、欧州投資銀行やイノベーション基金、国家補助や「欧州共通利益に適合する重要プロジェクト(PIIEC)」といった資金調達手段を原子力支援に利用する方法を検討する作業部会の設立を議論したとしている。
また、カーボンフリー水素の生産手段として、原子力由来の電力による水電解プロセスも支援対象に含めるべきとも主張。
一方、同日開催された再エネ推進派「再エネ友好同盟(Amis du renouvelable)」は脱炭素化の大部分は再エネによって成し遂げられるべきだとし、官民双方による調和のとれた投資の拡大に資する環境整備や再エネ・電力系統の柔軟性開発に向けたECの政策の実施を求める共同宣言を発表した。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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