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[ミャンマー・ロシア] ロシア政府、ミャンマーでの原子炉建設の協定案を承認

2024年6月19日

2024年6月3日付の報道によると、ロシア連邦政府はミャンマーにおける低出力原子力発電所の建設に関する協定案を承認した。
同協定は今後両国政府間で締結され、建設はロシア国営原子力企業ロスアトムに委託されると考えられている。
なお、建設が検討されているのはロシアの加圧水型原子炉(PWR)をベースにした低出力原子力発電所(ASMM:Atomnoi Stantsii Maloi Moshnosti)で発電能力は11万kWとなる見込みだが、ロシアで計画中の「RITM-200N」(5.5万kW×2)の明記はされていない。
同案第2条の協力分野は、環境影響評価、ASMMの設計・建設・据付・調整、燃料供給、試運転、使用済燃料の取り扱いなどを規定。
近年、ミャンマーとロシアの結びつきは強くなっており、2023年には原子力インフラの評価と強化に関する覚書(MOU)の締結や、原子力発電所の建設や運営を担う人材を育成するための原子力技術情報センターの開所を行っている。 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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