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[フィンランド] 新興企業、地域暖房用SMRパイロットプラントを2025年に建設

2024年6月19日

フィンランドの新興企業ステディ・エナジー社は2024年6月6日、同国で初めてとなる地域暖房用小型モジュール炉(SMR)「LDR-50」(熱出力5万kW)のパイロットプラントの建設を2025年に開始する予定であると発表した。
建設候補地は、首都ヘルシンキ中心部のサルミサーリ洞窟、東部の州都クオピオのフーハンマキ洞窟、南部の州都ラハティの発電所。
同パイロットプラントはLDR-50の実物大の運用モデルとして機能し、原子燃料の代わりに電熱素子を使用して原子炉容器内で熱を発生させ、運用機能の試験と実プラント建設に必要なメーカーとのサプライチェーン確立を主な目的としている。
その後は訓練と研究目的に使用されるという。
2023年5月にフィンランドVTT技術研究センターからスピンアウトした同社は、最初のLDR-50地域暖房プラントの建設を2028年までに開始させ、2030年までに稼働させる予定である。 

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