フランスのフラマトム社は2024年6月20日、Euratom Research and Training Programme（ERTP）のもと、VVER-440型原子炉用の燃料の開発・配備を目的として、欧州連合（EU）から1,000万ユーロの拠出を受けたことを発表した。

VVER-440は現在、EU内4カ国で15基が稼働しており、同社が主導する同型炉のSAVE（Safe and Alternative VVER European）プロジェクトには、EUの電力会社4社（ČEZ、Fortum、MVM Paks、Slovenské Electrárne）を含む17の関係者が参加している。

EUのIvanova担当委員は、「ERTPは、ロシアに依存していたEU加盟国およびウクライナの代替燃料探求に重要な支援を提供する。

SAVEプロジェクトは、2023年7月に開始されたウェスチングハウス社主導の、VVER-440用とVVER-1000次世代用の燃料設計を開発するAPIS（Accelerated Program for Implementation of Secure VVER Fuel Supply）プロジェクトに続くもの」と述べた。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】