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[イタリア] 政府、2050年の電力需要の11~22%を原子力で賄う計画を公表
2024年7月18日
イタリア政府は2024年7月1日、原子力発電容量約800万kWで2050年の電力需要の11%を賄う保守的ケースと、同約1,600万kWで20~22%を賄う野心的ケースを盛り込んだ「国家統合エネルギー・気候計画」の改訂版を欧州委員会へ提出した。
同計画によると、11%という目標は、小型モジュール炉、先進モジュール炉および超小型原子炉の利用で達成できる可能性を保守的に見積もったもので、原子力の潜在能力を十分に活用できると仮定すれば、電力需要の最大22%を賄える可能性があるとしている。
11%の計画では、2030年以降40万kWの原子力発電が初導入され、2040年までに200万kW、2045年までに350万kW、2050年までに760万kW(うち130万kWが熱電併給)となる。
原子力利用によるカーボンニュートラル(CN)の達成は、CNに要する費用全体で170億ユーロの節約になるという。
2050年から40万kWが利用可能になる核融合は、21世紀後半に増加するとしている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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