海外電力関連 トピックス情報
[チェコ・英国] チェコ政府、SMRの優先サプライヤーにR&R SMR社を選定
2024年10月3日
チェコ産業貿易省は2024年9月18日、小型モジュール炉(SMR)の候補7社を評価し、英国ロールス・ロイス(R&R)SMR社を優先サプライヤーに選定したと発表した。
同省はチェコへの進出の可能性を考慮し、チェコ電力ČEZが戦略的パートナーシップを結ぶ最良の企業としてR&R SMR社が浮上したと述べた。
同国政府は今後、同社の安全保障要件を評価するが、両社の戦略的協力関係により地元企業がSMRの開発と実装に加え、海外への供給にも参加できることを期待しているという。
ČEZは、2030年代にテメリン原子力発電所の隣接地に最初のパイロットSMRを建設する計画で後続炉向けの立地も評価中だが、R&R SMR(PWR、47万kW)がパイロットSMRだけなのか、それとも後続SMRとして建設されるのかは不明。
最終合意は大型炉入札時に行われた内務省などによる国家安全保障要件に関する承認を条件とし、合意の詳細は署名時に公表されるという。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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