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[英国・米国] ラスト・エナジー社、英国ウェールズ南部にマイクロ炉建設を計画
2024年11月1日
米国のマイクロ炉開発企業ラスト・エナジー社は2024年10月15日、英国ウェールズ南部のブリッジェンド郡に4基のマイクロ炉を建設し、地元産業向けに発電するプロジェクトを発表した。
同社は既に用地管理権を取得し、1977年まで石炭火力発電所だった跡地に3億ポンド(約600億円)で新しい発電所を建設し、公的資金は不要だという。
同社のマイクロ炉「PWR-20」(電気出力2万kW)は、数十個のモジュールで構成されており、レゴキットのように組み立てられる。
PWR-20は24カ月以内に製造、輸送、組み立てが可能で、産業顧客への提供に見合う出力だという。
同社は許認可など計画がうまく進捗すれば、初号機の2027年までの稼働も可能としている。
これら4基の発電所の年間発電量は、英国の約24万4千世帯が年間に消費するエネルギー量に相当し、ウェールズ政府の2030年ネットゼロ目標に貢献することとなる。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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