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[米国・フランス] フラマトム、米国で事故耐性燃料の3サイクル照射を完了

2024年11月7日

フランスのフラマトム社は2024年10月22日、同社の事故耐性強化燃料(E-ATF)技術を用いた「GAIA」燃料集合体の米国ボーグル原子力発電所2号機(PWR、約123万kW)における、18カ月運転の3サイクル照射を成功裏に完了したと発表した。

事故耐性燃料が商業炉で3サイクル照射されたのは米国初だという。

同発電所を運転するサザン・ニュークリア社は、取り出された集合体を解体して試験燃料棒の照射後試験を実施し、同燃料が原子炉内の環境に耐え、設計通りの優れた性能を示したと判断した。

今回装荷された4体の先行燃料集合体(LFA)は、ワシントン州のフラマトム工場で製造され、各LFAには4本の試験燃料棒が含まれていた。

合計16本の同燃料棒には、同社M5ジルコニウム合金被覆管にクロムコーティングが施され、またLFAの全燃料棒には、クロミア強化ペレットが封入された。

クロムコーティングは、高温酸化耐性を向上させ、冷却喪失時の水素発生を低減する。

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