ガラス固化体

ガラス固化体は、高レベル放射性廃液とガラス原料を混ぜて一体化して固めたものです。

ガラス固化体をつくるには、再処理の工程で使用済燃料から分離される高レベルの放射能をもつ廃液を、まず蒸発濃縮して容量を減らしたあと、ガラス溶融炉の中で溶かしたガラスと混ぜ合わせ、キャニスターと呼ばれるステンレス製容器に注入して、冷やして固めます。

ガラス固化体は、最初、強い放射線を発し、製造直後の表面温度は200℃を超えます。冷却のため、専用の貯蔵施設で30〜50年間冷却しながら貯蔵され、その後、搬出して300メートル以深の深い地層中に処分されます。

日本原子力文化財団/原子力・エネルギー図面集

ガラスは水に溶けにくく、化学的に安定しているため、放射性物質を長期間にわたり安定して閉じ込めるのに優れています。また、地下水がしみ込みにくく、地層処分に適しています。

現在、海外から返還されたガラス固化体が、青森県六ヶ所村の日本原燃(株)高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターに保管されています。

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