燃料の安定供給

原子力発電の燃料となるウランは、石油に比べて政情の安定した国々に埋蔵していることから、資源の安定確保が可能です。

また、ウランは石油や石炭に比べて少ない燃料で発電できるため、輸送や貯蔵が容易です。

例えば、100万kW(キロワット)の発電所を1年間運転するのに必要な燃料は、火力発電では石油にして155万トンが必要ですが、ウランなら21トンですみます。実に7万分の1以下の量で、同じだけの発電ができることになります。

日本原子力文化財団/原子力・エネルギー図面集

また、原子力発電では、一度燃料を原子炉の中に入れると、1年程度は燃料を取り替えずに発電できます。これは原子炉の中に燃料を備蓄しているのと同じです。

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