燃料の安定供給
原子力発電の燃料となるウランは、石油に比べて政情の安定した国々に埋蔵していることから、資源の安定確保が可能です。
また、ウランは石油や石炭に比べて少ない燃料で発電できるため、輸送や貯蔵が容易です。

日本原子力文化財団/原子力・エネルギー図面集
出典:ウラン資源埋蔵量と確保状況
日本原子力産業協会
専門情報:「ウラン2020-資源、生産、需要」(OECD/NEA、IAEA刊行)の概要紹介
NEA/IAEA
根拠データ:Uranium 2020(Nuclear Energy Agency=NEA)
例えば、100万kW(キロワット)の発電所を1年間運転するのに必要な燃料は、火力発電では石油にして155万トンが必要ですが、ウランなら21トンですみます。実に7万分の1以下の量で、同じだけの発電ができることになります。
日本原子力文化財団/原子力総合パンフレットWeb版
詳細:原子力発電の特徴
経済産業省
専門情報:長期エネルギー需給見通し小委員会に対する発電コスト等の検証に関する報告
電力中央研究所
根拠データ:日本における発電技術のライフサイクルCO2排出量総合評価

日本原子力文化財団/原子力・エネルギー図面集
出典:100万kWの発電所を1年間運転するために必要な燃料
また、原子力発電では、一度燃料を原子炉の中に入れると、1年程度は燃料を取り替えずに発電できます。これは原子炉の中に燃料を備蓄しているのと同じです。