原子力発電のしくみ
原子力発電は、世界中で約50年前から行われている発電方式です。その特徴は、発電段階においてCO2を全く排出せずに大量の電力を安定して供給することができること、また、使い終わった燃料を再処理することにより再利用できることから、エネルギー資源小国・日本における発電方法として重要視されています。反面、放射線の慎重な管理などが必要です。
原子力発電の基本原理
原子力発電は、火力発電のボイラーを原子炉に置き換えたものです。
火力発電は化石燃料を燃やして熱エネルギーを得て、これを使って水を沸かし、蒸気の力で蒸気タービンを回転させて電気を起こします。
これに対して原子力発電はウランを核分裂させて熱エネルギーを得て、水を沸かし蒸気の力で蒸気タービンを回転させて電気を起こします。

日本原子力文化財団/原子力・エネルギー図面集
出典:火力発電と原子力発電の違い