日本は美しい海と山に恵まれた土地です。この山々にある水の流れを巧みに利用したのが水力発電です。自然の地形を利用したものが多く、水力発電所のほとんどは山間部に設置されています。登山をされる方には、最も親しみのある発電所かもしれません。

水力発電の基本原理

この水車のように、水が高いところから低いところに落ちる高速・高圧の水の流れで水車を回し、発電するのが水力発電です。

水力発電の種類

自然エネルギーを利用している水力発電は、電力需要への変化に対応しにくい発電方式ですが、現在では水をせき止める方法だけではなく、汲み上げる等の方法も行うなど、さまざまな水の利用方法を行い、電力需要の変化にも対応しています。

構造物による分類

水力発電は、その構造物による違いからも分類できます。

水路式

河から長い水路で水を引き込み、落差が得られる場所で発電します。

ダム式

ダムで水をせき止めて人工湖をつくり、その落差を利用して発電します。

ダム水路式

ダムで貯めた水を引き込み、落差が得られる場所で発電します。