使用済燃料プールの貯蔵能力拡大や乾式貯蔵施設の設置などの対策を図っています。
貯蔵対策の具体例
リラッキング(使用済燃料プールの貯蔵能力の拡大)
リラッキングとは使用済燃料を収納するラック(収納棚)をステンレス鋼製から中性子吸収材であるホウ素を添加したステンレス鋼製に変更し、使用済燃料プールの大きさを変えることなく、ラックの間隔を狭めることで、使用済燃料の貯蔵能力を増やすことです。
また、除熱や放射線の遮へいは、プールの水で変わりなく行えることを確認しています。なお、福島第一原子力発電所の事故を踏まえた安全性向上対策の一環として、使用済燃料プールへの代替注水設備を追加するなど、安全性の向上を図っています。
使用済燃料の貯蔵能力拡大とその具体例
乾式貯蔵施設の設置
原子力発電所の敷地内外に、使用済燃料を収納するキャスクを保管するための建屋を設置することで、使用済燃料の貯蔵能力の拡大を図ります。
キャスクは放射性物質の閉じ込め、放射線の遮へい、臨界防止、除熱の機能を備えており、乾式貯蔵施設で安全に貯蔵、管理します。
キャスクの安全性
キャスクの安全確保と運用
キャスクの輸送について