放射性廃棄物の処理・処分

原子力発電所などから出る廃棄物のうち、放射性物質を扱っている区域から出るさまざまな廃棄物を「放射性廃棄物」として管理しています。これらの放射性廃棄物は、人間の生活環境に影響がないように、廃棄物の種類と放射性物質の濃度に応じて適切な処分を行います。

放射性廃棄物とは

放射性廃棄物は、原子力発電所の運転などにともない発生する放射能レベルの低い「低レベル放射性廃棄物」と、使用済燃料の再処理にともない再利用できないものとして残る放射能レベルが高い「高レベル放射性廃棄物」とに大別されます。処分にあたっては、廃棄物の放射能レベル、性状、放射性物質の種類などに応じて適切に区分し、厳重に管理し、それに応じて合理的な処理・処分を行います。
放射性廃棄物とは

低レベル放射性廃棄物の処理・処分

原子力発電所の運転にともなって発生する液体廃棄物、雑固体廃棄物(布・紙)などは、凝縮・焼却により容積を減らしたあと、セメントなどで固めドラム缶に固定する処理をします。固定された低レベル放射性廃棄物は、発電所など施設の敷地内貯蔵庫に安全に保管した後、青森県六ヶ所村にある低レベル放射性廃棄物埋設センターで埋設処分されます。
低レベル放射性廃棄物の処理・処分

高レベル放射性廃棄物の処理・処分

使用済燃料を再処理し再び使えるウラン・プルトニウムを回収すると、放射能レベルの高い廃液が残ります。この廃液は濃縮して容積を減らしガラスと混ぜ合わせ、ステンレス製の容器に固化します。その後、専用の貯蔵庫に30〜50年間、冷却のため管理・保管し、最終的には人間環境と隔離するため地下深い地層の中に埋設処分します。
高レベル放射性廃棄物の処理・処分

原子力発電所の廃止措置

現在、運転されている原子力発電所も、いつかはその役目を終える日が来ます。日本では、運転を終了した原子力発電所は、最終的に解体撤去され、跡地は再利用されることになります。

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