放射線は人体にどのような影響を与えるのでしょうか?
人体への影響と影響のあり方
放射線の人体への影響は、放射線を受けた人(被ばくした人)に影響が出る「身体的影響」と、放射線を受けた人のこどもや孫に影響が現れる「遺伝的影響」とに分けられます。
身体的影響と遺伝的影響
更に、放射線の人体への影響のあり方には「確定的影響 」と「確率的影響」があります。
確定的影響と確率的影響
日本原子力文化財団/原子力・エネルギー図面集
日本原子力文化財団/原子力総合パンフレットWeb版
環境省/放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(令和2年度版)
放射線影響研究所
放射線の影響を防ぐには
もし大量に放射線を受ける恐れが発生したときは、ともかく少しでも放射線を受ける量を減少させることです。放射線防護の基本は、「距離」「時間」「遮へい」の3つです。
- 距離
放射線の影響は、距離の2乗に比例して弱くなります。例えば、放射線の源から100メートル離れると、放射線の影響は1メートルの所の1万分の1になります。
- 時間
少ない量であっても長時間受ければ、量は増加します。
- 遮へい
放射線は物質を突き抜ける性質がありますが、鉄板やコンクリートで止めることができます。