放射線の人体への影響
放射線は人体にどのような影響を与えるのでしょうか?
人体への影響と影響のあり方
放射線の人体への影響は、放射線を受けた人(被ばくした人)に影響が出る「身体的影響」と、放射線を受けた人のこどもや孫に影響が現れる「遺伝的影響」とに分けられます。
身体的影響と遺伝的影響
更に、放射線の人体への影響のあり方には「確定的影響 」と「確率的影響」があります。
確定的影響と確率的影響
日本原子力文化財団/原子力・エネルギー図面集
出典:放射線の人体への影響
日本原子力文化財団/原子力総合パンフレットWeb版
詳細:さまざまな被ばくと健康影響
環境省/放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料
専門情報:第2章 放射線による被ばく
放射線影響研究所
専門情報:原爆被爆者における固形がんリスク
放射線の影響を防ぐには
もし大量に放射線を受ける恐れが発生したときは、ともかく少しでも放射線を受ける量を減少させることです。放射線防護の基本は、「距離」「時間」「遮へい」の3つです。
距離
放射線の影響は、距離の2乗に比例して弱くなります。例えば、放射線の源から100メートル離れると、放射線の影響は1メートルの所の1万分の1になります。
時間
少ない量であっても長時間受ければ、量は増加します。
遮へい
放射線は物質を突き抜ける性質がありますが、鉄板やコンクリートで止めることができます。
日本原子力文化財団/原子力・エネルギー図面集
出典:放射線防護の基本
原子力発電環境整備機構(NUMO)
詳細:アニメーション動画「地層処分って」第3話
日本原子力文化財団/原子力総合パンフレットWeb版
詳細:外部被ばくと内部被ばく
環境省/放射線による健康影響等に関する統一的基礎資料(令和元年度版)
専門情報:第4章 防護の考え方
厚生労働省/原子力施設での緊急作業者の放射線障害防止対策を定めました
根拠法令:原子力施設での緊急作業者の放射線障害防止対策を定めました
国際放射線防護委員会
根拠データ:1990年勧告(Publication60)
環境省/放射線による健康影響等に関する統一的基礎資料(令和元年度版)
専門情報:第5章 国際機関による評価
原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)/福島第一原子力発電所事故
根拠データ:福島第一原子力発電所事故(英語)
首相官邸/東電福島第一原発事故に関するUNSCEAR報告について
専門情報:東電福島第一原発事故に関するUNSCEAR報告について