電気事業連合会

人工放射線

医療で診断に使われるレントゲン撮影や、CTスキャンなどのX線、また核分裂のエネルギーを取り出す原子力発電所で生まれる放射線は人工放射線といいます。

人工放射線は、放射線の種類や性質は自然放射線と変わりなく、人体への影響も自然放射線と変わりません。

医療によって受ける人工放射線の量は、胸部のレントゲン撮影は0.06ミリシーベルト、胃のレントゲン撮影は3.0ミリシーベルト程度となっています。CTスキャンは3~13ミリシーベルト程度と少し高い値になります。

人工放射線を受ける量

X線撮影で受ける放射線の量や、原子力発電所周辺の放射線の量については、人体への影響を心配する必要のない放射線量の目標値が国際放射線防護委員会(ICRP)によって勧告され、日本もこれを受けて法律で定めています。

それによると、一般の人が受ける放射線の量は、医療を除き、1年間に1ミリシーベルト以下。放射線に関係のある仕事に従事する人は5年間で100ミリシーベルト、1年間に50ミリシーベルトを超えてはならないと決められています。

原子力発電所周辺の放射線

原子力発電所の周辺の放射線量は、1年間に0.05ミリシーベルト以下と決められていますが、実際には、0.001ミリシーベルト未満で、岐阜県と神奈川県の自然放射線量の差、0.38ミリシーベルトよりもはるかに低い数値です。

日本人が1年間に受けている放射線

日本人が1年間に受ける放射線量の平均は、医療も含め、5.98ミリシーベルト。世界の平均は3.0ミリシーベルトです。日本人の平均数値がやや高いのは、X線撮影などの医療からの放射線量が世界の0.6ミリシーベルトに対して、3.87ミリシーベルトと高いことが主な理由です。

日本原子力文化財団/原子力総合パンフレットWeb版

環境省/放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料

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