埋設処分の考え方と方法
埋設処分の方法
原子力発電所の運転や検査に伴い発生する低レベル放射性廃棄物のうち、紙・布などは焼却し、また廃液などは濃縮したのち、セメントやアスファルトと混ぜて固化し、ドラム缶に詰めて、原子力発電所内の貯蔵庫に保管します。その後、青森県六ヶ所村にある日本原燃(株)の低レベル放射性廃棄物埋設センターに運ばれ、コンクリートピットに埋設処分されています。
埋設施設や廃棄物を納めるドラム缶の健全性については、原子炉等規制法等に基づいて、事前に国による確認を受けています。
埋設処分の考え方
低レベル放射性廃棄物は、放射能レベルによって区分されていますが、現在埋設処分が進められているのは、「放射能レベルの比較的低い廃棄物」に分類されているものです。制御棒などの「放射能レベルの比較的高い廃棄物」は現在、原子力発電所内に保管されています。
これについては、原子力規制委員会によって、地下70メートルより深い地中にコンクリートピットと同等以上の施設を設置して埋設処分することによって安全性を確保するとの基本的な考え方が示されています。

日本原子力文化財団/原子力・エネルギー図面集
出典:低レベル放射性廃棄物埋設後の段階管理

日本原子力文化財団/原子力総合パンフレットWeb版
詳細:低レベル放射性廃棄物
資源エネルギー庁
専門情報:放射性廃棄物について
東芝/東芝レビュー 2014年
研究報告(メーカ):ベクレルスクリーニング装置