6. 電気事業体制

大手電力3社と小規模な自治体営事業者が中心

スウェーデンの人口は900万人ほどであるが、国内には非常に多数の電気事業者が存在する。電気事業の歴史的な成り立ちから、スウェーデンでは比較的規模の大きい発電会社と、小規模な配電会社に分れる傾向が見られ、これが現在に至るまで続いている。現在、国内には約160社の配電会社が存在しており、その多くは地方自治体営などの小規模な会社である。一方、発電部門では、国内総発電量の約7割を、スウェーデン国有企業のバッテンファル社、ドイツE.ONグループ、フィンランド資本のフォルトゥム社の大手3社が賄っている。

系統運用:所有分離されたスベンスカ・クラフトナート社が運用

大手電力3社を含め、スウェーデンでは同一企業グループ内で、垂直統合的に発電、配電、供給に携わる事業者も少なくないが、送電系統運用については所有分離され、国有企業スベンスカ・クラフトナート社がこれを所有・運用している。また、配電部門は所有分離までは求められないが、発電や供給部門との間で法的分離が行われている。供給部門に携わる事業者のうち、スウェーデン全国で事業を展開している小売供給事業者は約100社を数える。

 

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