電気事業連合会

5. 電源開発状況

2015年の発電設備容量は1億4,073万kWで、水力が57%を占め、依然として主要電源である。残りはガス火力、石炭火力、原子力であるが、風力、太陽光など水力以外の再エネ電源が全体の9.2%を構成している。

長期的には、発電設備は年平均0.9%で増加し、2040年には1億8,600万kWに達するものと予想されている。電源構成では、温室効果ガス排出の抑制、各地域のエネルギー戦略、電気事業者の増設計画、および各電源の経済性を考慮して、2040年には2016年と比較して次の予想がなされている:①原子力:2024年までにピッカリング原子力発電所の6基が全て停止し、その他の原子力発電所の改修工事もあるため、14%から11%に低下、②水力:55%から48%に減少、③石炭:在来型火力発電を2030年までに廃止することを決めているが、若干の州で存置が認められるため、6.6%から1%に減少。

更新日:2018年9月30日

このページは、社団法人 海外電力調査会の情報をもとに、海外の電気事業についてお知らせするものです。

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