海外電力関連 トピックス情報

[中国:原子力]田湾3、4号機、中国初の産業用蒸気熱供給プロジェクトの操業を開始

2024年7月5日

中国核工業集団有限公司(CNNC)は2024年6月19日、江蘇省連雲港市の田湾原子力発電所3、4号機(VVER-1000、112万6,000kW×2)で発生する蒸気を、近隣の石油化学工場に供給する中国初のプロジェクトの操業を開始したと発表した。

「和気1号」と命名された同プロジェクトは、両号機の運転により発生した蒸気熱を利用して、連雲港市石油化学工業基地へ工業生産用蒸気として輸送するもので、2022年2月24日に建設が開始された。

蒸気は原子炉二次系から取り出され、熱交換器を介して断熱された地上パイプラインで23km 離れた同工業基地へ輸送される。

原子力発電所から出る工業用過熱蒸気の圧力は1.8MPaで、定格流量は600t/h。

同施設は年間480万tの蒸気を供給し、標準的な石炭使用量を年間40万t削減するが、これは二酸化炭素排出107万t、二酸化硫黄184t、窒素酸化物263tの削減に相当する。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

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