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[英国] National Grid社、2050年までのエネルギー需給見通しを発表

2017年8月1日

英国の系統運用者NationalGrid社は2017年7月13日、英国(グレートブリテン島)の2050年までの電力・ガス需給見通し「Future Energy Scenarios2017」を発表した。
経済動向、環境政策動向等に応じて4つのシナリオを策定し、電力需要について、現在約6,000万kWのピーク需要は、最大シナリオで2050年に8,500万kWまで増加するとの見通しを示した(電力量は3,060億kWhから3,830億kWhに増加)。
増加の大きな要因として、自動車の電化、熱供給の電化を挙げ、特に電気自動車は8,500万kWのピーク需要のうち1,800万kWを占める可能性があり、需給状況を反映した時間帯別料金の導入、カーシェアリングの促進等の負荷平準化策が取られなければ、系統運用が更に困難化すると指摘した。
またガス需要については、熱供給の電化(再エネ発電を用いた地域暖房、ヒートポンプの普及)により減少し続け、2050年には最大51%減となるとの見通しを示した。
供給力については、想定されるいずれのシナリオにおいても、原子力の新設、再エネの拡大、国際連系線の拡大、国内ガス生産の縮小を見込んでいる。
なお、当見通しでは、需要に対して十分な供給力が確保されることを前提としており、Brexitの影響等により供給力不足になるケースは想定されていない。


【情報提供:一般社団法人 海外電力調査会

 

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