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[米国] NRC、先進型原子炉の許認可プロセス確立に向けた規則案を公表へ

2024年3月26日

原子力規制委員会（NRC）は2024年3月4日、先進型原子炉の許認可プロセスを確立するための規則案とガイダンス案を公表するよう職員に指示した。
10 CFR Part 53と呼ばれる同規則案は、既存の大型軽水炉の許認可アプローチ（Part 50および52）に代わるものとして、半年後をめどに連邦官報に掲載される予定であり、非軽水炉を含む先進技術および設計に対応した初の規制枠組みとなる。
NRCのハンソン委員長は、「NRCは公衆の安全を確保するという使命を継続して果たしつつ、新規原子炉の申請に対する審査方法を変革する規則を提案する」と説明。
新規則は原子力発電所が安全基準をどのように満たすかを決定する際に、発電所の設計者と運転者に柔軟性を提供するとしている。
規則案作成に向けた取り組みは2020年に始まり、公開レビューや公開会議を多数開催してフィードバックを行ってきている。
2024年後半に公表する際には、さらに一般からの意見を求めるとしている。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】